世界最高齢の“鉄人”、稲田弘(ひろむ)さん(85)が2018年10月13日、ハワイ島のコナで開催された「アイアンマン世界選手権大会」を16時間53分49秒で走り切り、自身がもつ大会最高齢完走者の記録を更新した。
バイクセクションで無念のタイムアウトとなった前大会を踏まえ、絶対完走を目標に臨んだ今大会だったが、今度は原因不明の胃痛に悩まされ、補給が困難になるなどのアクシデントに見舞われた。
何度も折れそうになる心を支えたのは、大会現地や日本で応援してくれる仲間の存在。「皆の期待に応えられないと、俺は絶対日本に帰れないと思った」と語る。
そんな稲田弘さんのwikiプロフィールや経歴、そしてトレーニング量がハンパないんです!2019年6月29日(土)「バース・デイ」に出演!
2019年6月現在、86歳になる稲田弘さんの生き様をご紹介致します。
ぜひご覧下さい!
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目次
トライアスロンを始めた頃と今では、走る心持ちが違う?
だいぶ違います。一人で勝手に走ってるだけだったら、途中で走るのをやめていたと思います。と語る。
応援してくれている人たちの期待に応えたいという思いが、「なんとかして完走したい」という気持ちになる。結局、モチベーションというのは自分以外の存在、応援してくれる人たちの存在だという。
「期待に応えられないと俺は絶対日本に帰れないんだ」って思ったし、だから死んでもやり遂げないといけないって思い、それが力になって、僕をゴールまで連れて行ってくれたんだと思うそうです。
沿道からの声援もありがたい。知らない人も自分の名前を呼んでくれるんです。「イナダー!」って。「INAGE」と書かれたジャージを見て、外人が「イナーゲ!」って叫んでくれたり。
最初、俺の名前かと思ってなんか変だなと思ったけど、「あ、そうかジャージの文字か」って(笑)。外人の声援て日本人と違ってものすごくオーバーなんだとか。
それがたまらなくって、つい手を振り返したりして。辛いんだけど、しんどいんだけど、声をかけてくれる人に「サンキュー!」っていったりね。と嬉しそうに語る。
自分だけで走っていたら、きっとダメだった。体調が悪かったから余計そう思います。フィニッシュしたときは、やっぱり嬉しかったですね。楽にゴールしていたら、こんな気持ちにならなかったと思います。と達成感がすごいんでしょうね。
やはり人の応援が力になるのは、年齢は関係ないですよね?いつまでも必要とされる事が生きがいですもんね。
86歳という普通の人だったら出来ない事をやり続ける。そして、モチベーションを保つ一番が「応援してくれる人がいる」事なんでしょうね!
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ギネス記録を更新した気持ちと、来年の大会に向けての思い
ギネスの更新は僕が頼んでいるわけでもないし、勝手に更新されるんで。とあっけらかんとした様子。
いずれにしても来年の世界大会に向けてシード権を得て、予選に出なくても世界大会に出られることになったので、来年に向けてまた調整して、完走して、記録を塗り替えたいと思ってるそうです。
85~89歳カテゴリーでのチャンピオンメダルを手にし、「来年もまた完走して、自身のもつ世界最高齢記録を更新したい」と意欲を見せる稲田弘さん
さらにいえばもうちょっと進化して、今年よりはもう少しマシなタイムを出したいなぁ。今回の反省点は、体調が悪くなった原因も含め、思い出すといっぱいあるという。
バイクでも、もうちょっとマシな走り方できたかなという思いもある。
「でも、坂はちょっとマシになったんですよ。ヒルクライムも一生懸命練習したし、“坂バカ”俳優の猪野学さんにもコツを教わったしね(笑)。」とまだまだ伸び代があるんですね。
去年より良い状態だと思っていたから「今年はイケる!」と思っていたんですけど…。だからこそ次回に向けてもうちょっとうまく調整して、バイクもさらに進化させたい。
そして完走して、自分の手で記録を塗り替えたいと思ってるんだとか。
86歳でこの元気!素晴らしいですよね。今の若者より体力があるんじゃないですかね?
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稲田弘のプロフィールや経歴、トレーニング量を紹介
プロフィール
名前 稲田弘(いなだひろむ)
生年月日 1932年11月19日
出身地 大阪府
現在は、アメリカカリフォルニア州
オレンジカウンティ、ハンティントンビーチに在住。
田辺第一小学校
田辺中学校
田辺高校を卒業し
長谷田大学に入学
NHKに入社後、60歳で定年退職しています。
経歴、トレーニング
76歳の時に、「アイアンマンジャパン」に出場し、それが長崎の五島で行われたんですが
ランで失敗し、制限時間をオーバーしてしまいました。
この時にコーチを探しはじめます。そして「稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ」に所属。トライアスロンの女子トップの上田藍さんも所属するクラブです。
そこで週に1度の仕事以外、すべてをトレーニングに注ぎ込んだそうです。3キロ泳ぎ、150キロの自転車。多い日だと、20km〜30kmのランニング。とほぼ毎日トレーニングをされています。
超人としか言えないです!!
所属する稲毛インターナショナルトライアスロンクラブの朝スイムや練習会、自主練と合わせてトレーニングは週に6回行っている。
月曜日は今も放送局へ出勤し、海外ニュースのチョイスから原稿作成、収録までをこなして帰宅は深夜になることが多い。そのため、実質月曜日の夕方~火曜日の午前中まではレストに充てている。
朝スイムは週2回、土日はコーチである山本淳一さん(※)の合宿やロングライドに参加することが多く、合宿がない日曜日は1周800mの不整地や長い階段もある公園内を走るクロスカントリーランを実施している。
冬場の月末の週末はバイクトレーニング合宿に参加し、大学生を含めたさまざまな年齢、レベルの選手と練習をともにしている。寒いし、雪が降ったり防風だったり本当にキツイし、ツライらしいですね。
山本さんは「コナに行くためにやるべきこと」として稲田さんにメニューを与えているので、バイクライドの途中で待っていたり、距離を減らしたりすることは一切ない。
「みんな厳しいけれど、コナに行くためでしょ、だったらこれくらいやらなきゃ、と本当に僕のことを考えてくれているんです。だからなんとしてでもやる。でもきついものはキツイ(笑)」と語っています。
また、3年ほど前までは、週に一度30km走を行っていたが、現在は長くても20㎞~25㎞にとどめている。
周りがプロだったから当たり前だったといいますが、これを80歳越えの老人がやっていたのがハンパないです。
その後、2012年のアイアンマン世界選手権で80歳で出場し、80歳以上のコースレコードを更新。さらにその時走ったのが、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.165kmだという。
やばすぎますよね。自分はまだ40代ですが、このメニューを考えただけでも気持ち悪くなります。これだけのトレーニングをされているから、元気でいられると思いますが、真似はできません!
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稲田弘の家族は?
奥様の路子さんは血小板減少性紫斑病にかかり介護生活を余儀なくされていました。しかし67歳の時に亡くなられています。
お子さんはいると思いますが、情報はありませんでした。
血小板減少性紫斑病とは
血小板減少を来たす他の明らかな病気や薬剤の服薬がなく血小板数が減少し、出血しやすくなる病気です。
病気が起こってから6ヶ月以内に血小板数が正常に回復する「急性型」は小児に多く、6ヶ月以上血小板減少が持続する「慢性型」は成人に多い傾向にあります。
また、血小板数が10万/μL未満に減少した場合、この病気が疑われます。
平成16年度~平成19年度の4年間の「特発性血小板減少性紫斑病」臨床個人調査票を集計、分析した結果、この病気を患っている患者さんの総数は約2万人であり、新たに毎年約3000人の患者さんがこの病気に罹ると考えられます。
20~40歳台では女性が男性の約3倍多く発症するという。高齢者では男女差は無いようです。
奥様も天国で弘さんのことを応援されていることでしょうね!
まとめ
稲田弘は超人です!ホント凄すぎます!!現在はアメリカに住まれているそうですが、まだまだいろんな事にチャレンジされるんでしょうね。
正直、自分が恥ずかしくなります。86歳でこんなにも頑張っているのに、自分は・・・と考えると脱帽です。
最近運動してないなぁ〜とつくづく感じます。やはり元気の源は運動ですよね?見習いたいと思います。
そんな稲田弘さんは、2019年6月29日(土)「バース・デイ」に出演!
とても刺激を頂けるんでしょうね。これからも元気な姿で若者に勇気を与えて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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