ハダカデバネズミをご存知でしょうか?初めて聞く人もいると思いますので調べてみました。
日本人の死因NO.1のガンに対してハダカデバネズミは寿命が長く、ガンにならないとされています。
ハダカデバネズミとガンの関係性が話題となり、人間の救世主に!とも噂されています。
そんな人間の救世主になる⁉︎ハダカデバネズミについて検証していきましょう!
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なぜハダカデバネズミは長寿なの?
引用元:https://woodvile.wordpress.com/2015/07/23/animal-naked_mole_rat/
写真を見ると、ちょっと気持ちが悪いですね〜(笑)
ハダカデバネズミは普通のネズミの10倍の長寿と言われています。その理由は何なのか?それは飛び抜けた酸化に強いタンパク質にあり、老化を防ぐと言われています。
普通のネズミの寿命が3〜4年に対し、ハダカデバネズミは30年くらいの寿命と言われています。
ハダカデバネズミはアフリカに生息し、体長7cmくらいで地中に80頭から最大300頭の群れで生活している。繁殖は1匹の女王と数匹のオスのみが行う。
ハダカデバネズミの細胞にはフリーラジカルが多量に存在する。フリーラジカルとは、不対電子を持つ原子や分子、イオンの事を指す。
ちょっとわかりずらいかもしれませんが、フリーラジカルが奪われていくと「酸化」してしまうという事です。
要するに、ハダカデバネズミはフリーラジカルが多い事で酸化しにくい性質があるとされています。
酸化しにくいという事は、老化していかないということでもあるので長寿でいられるという事なんですね!
人間が100歳時代!と言われている中、長く生きるとやはり気になるのが病気です。その中でもガンが死因NO.1と言われています。
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ハダカデバネズミはガンにならない⁉︎
人間の高齢化が進むと同時に、動物も高齢化が進んでいます。最近では動物にもガンが発症するケースが増えているそうです。
なのにハダカデバネズミにガンが発症する例が見当たらないということです。それは一体なんででしょうか?
30年近くも生きられるのに、ガンの症例が無いということが不思議でなりません。その理由が何かを調べてみました。
その秘密が『ヒアルロン酸』です!
細胞が無秩序に増加することでガンの発生要因になると言われている中、ヒアルロン酸はそうした細胞の増加をコントロールするのと
酸化ストレスによって受ける損傷をタンパク質が防ぎ、ガン化を進行させない働きがあるとされています。
ハダカデバネズミは地中生活でいて低温・低酸素で生きているので、新陳代謝が低いことから長生きができると言われています。
そういった環境下で生きていることが、ガンの発症に関係があるとされています。
近年ではハダカデバネズミの細胞を使ってiPS細胞がつくられたみたいですね。ガンになりにくいハダカデバネズミの細胞のiPS細胞なら
ガン化を防げるんじゃないか?と話題になっています。日本から離れたアフリカの地下に住むハダカデバネズミが救世主になるのも時間の問題かもしれませんね!
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低酸素・無酸素でも生存できる⁉︎
ある研究結果によると、普通のマウスとハダカデバネズミそれぞれ酸素濃度5%と0%の環境下においてみた。
すると普通のマウスはそれぞれの環境下において耐えられずに死んでしまったのに対し、ハダカデバネズミは酸素濃度5%で5時間、酸素濃度0%は20分ほど耐えることができたそうです。
無酸素の状態ではブドウ糖の代わりに果糖を使って脳や心臓にエネルギーを送って生きようとした結果が出ているそうです。
恐るべしハダカデバネズミの生命力です!
この実験から「人間の無酸素状態に起こる損傷を防ぐヒントになるかも知れない」と可能性が広がると言われています。
まとめ
ハダカデバネズミを調べてきましたが、恐るべし生命力なのはわかっていただけたでしょうか?
普通のマウスに比べ10倍近くの寿命があり、酸化しにくいことから老化の進行を遅らせる働きや酸化ストレスによるガン化を防いでしまうという事が言われています。
酸素濃度5%で5時間、0%で20分弱、生存していられるのもハダカデバネズミだけではないでしょうか?
この生命力を人間に当てはめて、酸化しにくい身体がつくれたら、ガンになりにくくなったり老化の進行を遅らせることができるので
まさにハダカデバネズミは人間の救世主になるかも知れませんね!!
見た目はちょっと気持ちが悪いと思われるかも知れませんが、調べていくうちに驚異的な生物なのは間違いないのは確かですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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